尾瀬を楽しみつくすハイキング

テレビの紹介映像で定番の、水芭蕉が咲く平らな湿原や歩きやすそうな木道を見て、街中を散策する感じで気軽に尾瀬を楽しめると考える人は少なくありません。

東海でスキーに関する詳細です。

たしかに、尾瀬ヶ原一帯はアップダウンの少ない湿原エリアで、歩きやすい木道が整備されていますので、街中を歩くようなスタイルでも大丈夫そうな印象です。

とは言え、高層湿原と呼ばれるだけに、平らに見える尾瀬ヶ原一帯の標高は1、400メートル以上です。

本格登山装備とはいかないまでも、歩きやすいトレッキングシューズや、真夏でも防寒対策を意識した服装など、山歩きのための準備が必要となります。



日帰りで訪れる場合は、コース選びも大切です。


ガイド付きのバスツアーであれば、無理なく歩ける範囲でのコース設定がされていますが、個人旅行の場合は、良い景色に誘われるままに起点となるバスターミナルや山小屋に簡単に戻れない距離まで歩いて行ってしまう恐れもあります。

初めて訪れる人や、ふだん登山に縁のない人は平らな湿原のみのハイキングにとどめるほうが、尾瀬の魅力を楽しみつくすことができます。



水芭蕉が咲き誇る季節はもちろん、色鮮やかなニッコウキスゲや渋い風情のワタスゲ、水面から可憐に花を咲かせているオゼコウホネやヒツジグサなど、平地では決して見ることのできない貴重な植物を眺めるだけでも、時を忘れる感懐を得られます。


ふだん歩き慣れていない人であれば、バスターミナルまでの帰りの体力を温存しておくことも大事ですので、湿原ハイキングにおいても、無理をしないことが大事です。

湿原から見上げる至仏山や燧ケ岳の山容にも心惹かれるはずで、次回のさらなる本格ハイキングを誓うリピーターが多いのも、尾瀬ならではの特色です。